理事長挨拶
地方独立行政法人 栃木県立リハビリテーションセンター
山形崇倫
2024年4月1日から、星野前理事長の後任として、理事長を拝命いたしました。星野前理事長が主導し立ち上げられた独立法人化としての事業を引き継ぎ、栃木県のリハビリテーション医療の充実に尽力したいと思います。
当センターは、初期の中期五カ年計画が終了し、第二期の五カ年計画が始まりました。第一期で回復期リハビリテーションの充実等を進めてきました。第二期でも、それらをさらに充実させていきます。新たに、神経発達症患者たちの診療の更なる充実、特にこれまであまり対応されてこなかった、学童期以降の限局性学習症や注意欠如多動症等を持ち、学校でうまくできていない子どもたちの評価、リハビリにも力を入れていき、こども達と家族のためになりたいと思います。また、成人の外来リハビリテーションの拡大により、自宅に戻った後もリハビリが継続できる環境を整備しますし、自宅に帰る前に、生活訓練や高次脳機能訓練を行い、家庭生活が円滑にできる様な支援も進めます。これらの課題における地域連携も進めていきます。
能登半島地震でのリハビリ支援にも一部スタッフが日本災害リハビリテーション支援協会を通じて、支援に行かせていただきました。今後も、他地域での災害支援、また、県内で起きた災害時の支援体制についても検討していきます。
当センターにおける患者さんたちに対するリハビリテーションの充実とともに、地域、学校との連携の強化、他施設との協調も進めていきたいと思います。皆様のご支援、ご協力、よろしくお願いします。
2024.4.1
地方独立行政法人 栃木県立リハビリテーションセンター 山形崇倫